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□■  ノウハウバンクメールマガジン
■     「経営革新を成功に導くマネジメント その2」
                       経営コンサルタント三科 公孝
       http://www.knowhowbank.net/     
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1.経営者の悩み

人の問題と、おカネの問題。
経営者の悩みの大半は、この二つが占めています。
このうちの人の問題について今回は考えてみたいと思います。
 
「従業員を注意したいが、言い過ぎると辞めてしまうんではないか。
辞められたら困るから、言いたいことも我慢している。」
こういう経営者や上司の方、案外多いんです。
全国には、同様の悩みをお持ち方は、たくさんいらっしゃいます。
 
程度の差こそあれ、日本中の全経営者が、このような悩みを持っているのかもしれません。
でも一つ言えることは、

<言いたいコト、言う必要のあるコトを言わない、言えない。>

この傾向が強い会社程、経営状態は停滞している傾向があると言う事実です。


「お客様の満足度アップのためにも、言わなければならないが、言ったら辞めてしまうのではないか・・・・」
「サービス向上のためにも、言わなければならないが、言ったら辞めてしまうのではないか・・・・」
「売上げアップのためにも、言わなければならないが、言ったら辞めてしまうのではないか・・・・」


このような悩みは案外、根が深いものです。
応急処置的に、言い方を変えるだけでは、かえって問題をこじらせます。
このような悩みに関する問題は、小手先での対応は危険です。
 
かと言って、うまくいかない原因を従業員一人ひとりのせいにしても、何も進みません。
従業員のせいだけでは、この悩みは永遠に解消されません。
では、その対策は何かあるのでしょうか。 
 
経済とスピリチュアルを両立させるための法則の一つに、このような法則があります。
「悩みは、<次に進むためのサイン>。」
これは悩みは排除すべきものではないと言うことです。
悩みは受け入れるもの。
受け入れて、自己変革のきっかけとするためのものだと考えます。
 
つまり悩みは、必要があるから存在している。
これもスピリチュアル経済では何度も出てきているフレーズですが、
「この世の中に存在しているモノ、コトは、すべて必要があって存在している。」
悩みでさえも、必要があるから存在している訳です。
 
「何故あの人は、何度言ってもわからないのだろう。」
「わがままな社員だけど、今、あの人が辞めたら、顧客も減ってしまう・・・・」
このような悩みは、経営者にとってどんな必要性があって 存在しているのでしょうか。

このような悩みが存在しているのは、大きく分けて二つの必要性があるのだと思います。

 必要性 その1:(経営者、上司自身の)感情のクセに気付く必要性
 必要性 その2:仕組み、システムを見直す必要性

この二つです。
 
まずは、必要性 その1:感情のクセについて考えてみましょう。
この点については、以前にも取り上げましたが、再確認です。
一般的にクセと言いますと、貧乏ゆすりがあります。
イライラすると、貧乏ゆすりをする。
まわりは迷惑しているが本人だけは、自分の貧乏ゆすりにまったく気付いていない。
その結果、あの人は落ち着きがない等のイメージを持たれて、本人が損している。
しかし当の本人だけはその事実に気付かず、延々と貧乏ゆすりを繰り返している。

実は、感情のクセも、この貧乏ゆすりとまったく同じなのです。
イライラすると何らかの感情が無意識に顔をもたげて表に出てくる。
その感情が出てくると、言う必要のあることも言えなくなる。
または急に不機嫌になるのだが、周りの人には、何故社長が急に不機嫌になったかが理解不能。
このような感情のクセが出ると、一番損をするのは、上司、経営者様、ご本人となります。
人には誰にでも感情のクセがあると思います。
しかし感情のクセが激しすぎると、人に関わる悩みのストレスがどんどんと大きく
なり、溜まっていきます。
このような状況の打開には、どのような対策があるのでしょうか。

実はその対策も、貧乏ゆすりを止めるための対策と一緒です。
貧乏ゆすりを無くすための、最大の対策。

それは<知る>こと。

何を知るかと言えば、自分が貧乏ゆすりをしているという事実を知ること。
どんな時、どんな場面で自分は貧乏ゆすりスタートのスイッチが入るのかに気付く。
そして、自分が貧乏ゆすりをしている時の周囲の反応に気付く。
このような事実をまず知ることです。
知りさえすれば、あとは特別、何かをしようとしなくても、貧乏ゆすりは一週間もすれば消えて無くなって行くことでしょう。
 
実は感情のクセを無くすための対策も、貧乏ゆすりと同じです。
どんな時、どんな場面で感情のクセのスイッチが入るのかに気付く。
そして自分の感情のクセが出た時の周囲の反応に気付く。
その事実を知ることです。
 
人が自分の感情のクセに気付く時、人は大きな発見をすることになります。
その発見とは、「その感情のクセのせいで、今まで自分がどれだけの損をしてきたのか」の発見です。
その発見こそが、自分を大きく生まれ変わらせてくれます。
この発見は、一時的にはかなり気が滅入るものだと思います。
しかしこの発見があるからこそ、変われるのです。
自分自身がなりたかった自分に変わっていけるのです。

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